スマホやPCだけじゃない!AI需要の煽りを受けるカメラ業界と2026年の新製品予測

2月もあっという間に逃げていき、気がつけばもう3月ですね。
これを書いているのは土曜日なのですが、ありがたいことに現在も撮影案件が続いており、月末まで土日を含めてスケジュールがパンパンという状態で駆け抜けています。

さて、本題に入る前に一つお知らせです。

【大阪開催】トワイライトポートレート写真教室のお知らせ

3月20日(金・祝)に、大阪市内でポートレートの写真教室を開催いたします 。

今回は夕方の「マジックアワー」に焦点を当てた内容です。
・夕方のマジックアワーを使って、モデルさんをいかに魅力的に撮るか
・そもそもマジックアワーとは何なのか?夕方撮影の論理的なポイント解説
・実践的な撮影ワーク(実際にたくさんシャッターを切っていただきます)

感覚に頼りがちな夕暮れ時の撮影も、光の向きや性質を論理的に理解することで、誰でも狙って美しい写真を撮ることができるようになります 。
ご近所の方、あるいは少し遠方からでも、ぜひお誘い合わせの上ご参加いただければ嬉しいです。

目次

2026年、カメラの新製品が発表されない異常事態?

今日は何の話をしようかなと思ったのですが、最近のカメラ事情、少し気になりませんか?

2月に開催された国内最大級のカメラの祭典「CP+」も終わり、3月に入りました。しかし、今年のCP+を振り返ってみて、あなたは何か違和感を覚えませんでしたか?

大手カメラメーカーが発表した新製品、実は「レンズ」ばかりだったんです。

カメラボディ自体の大きな発表は、驚くほど静かでしたよね。
元システムエンジニアとして長年デジタルの世界を見てきた僕としては、今回の新製品の傾向は、今の時代背景を完全に映し出しているなと感じています 。

AI需要が引き起こす深刻なパーツ不足と価格高騰

ニュースなどで耳にされることも多いと思いますが、今、世界的にパソコン関係やハイテク関係のパーツが本当に足りていません。

その最大の原因は、急激な「AI需要」です。
AI処理に必要な半導体チップがどんどん高騰しており、高いだけではなく「そもそも入手できない」という異常事態に陥っています。
「今年はもう入ってきません」という話を、まだ3月なのによく耳にします。

先日Appleの新製品発表でMacの新型が出ましたが、価格を見て驚いた方も多いのではないでしょうか。パーツの高騰と円安がダイレクトに影響しています。

実は僕も、もともとは今年の春(3月〜4月頃)に現像や動画編集用のメインPCを買い替える予定でした。
しかし、価格が高騰する兆しが見えていたため、慌てて去年の年末から年明けにかけてWindows環境を刷新しました 。

AMDのRyzen 7 9700Xに、GPUはGeForce RTX 5070 Ti、メモリ64GBという構成で組んだのですが、必要な機能を入れたら結局40万円ほどの出費になってしまいました 。
それでも、もし今同じものを買おうとしたら、50万円、あるいはそれ以上になっているかもしれません。ここ数ヶ月の価格上昇は本当にすさまじいものがあります。

そして厄介なことに、この問題がいつ収束するのか、誰にも予測がついていないのが現状です。

カメラはもはや「パソコン」である

このパーツ不足、当然カメラ業界にも直撃しています。

現代のデジタルカメラは、中に高度なチップが入り、大容量のメモリを積んだ「パソコンそのもの」です。
カメラの記録メディアであるCFexpressカードなども急激に値上がりしており、各社から値上げのアナウンスが相次いでいます。

カメラの内部パーツが高騰しているため、今は「そもそもカメラが作れない」状況になっているメーカーも多いはずです。
仮に強引に作ったとしても、販売価格がとんでもないことになってしまいます。

例えば僕が愛用しているニコンのZ6IIIも、発売時は30万円オーバーとなかなかの価格でした 。
もし今、この状況下でその後継機や新しいラインナップを出そうとすれば、価格が倍の60万円になってしまう可能性だってあります。
いくら最新機種でも、ミドルクラスに60万円となれば、おいそれと手が出せる金額ではありませんよね。

メーカー側も、研究開発費が高騰する中で、今のハイテク分野への投資や新製品の開発は非常に厳しい舵取りを迫られているのだと思います。

レンズ発表がメインになる理由と今後の動向

それに比べると、レンズはまだカメラボディほど半導体の影響を受けにくい分野です。
ハイテク要素がないわけではありませんが、純粋なコンピューターパーツの塊であるボディよりはコントロールが効きます。

だからこそ、今年は各社とも「レンズ」をメインに展開し、カメラボディ自体は小幅なマイナーチェンジか、あるいは全く出ないという年になるのではないかと予想しています。

本来であれば、今年は冬季オリンピックイヤーであり、サッカーのワールドカップやWBCなど国際的なスポーツイベントが目白押しの年です。カメラメーカーにとっては、プロ向けのフラッグシップ機を大々的に展開して技術力をアピールする絶好のタイミングのはずなんです。

しかし、ニコンのZ9IIに関しては「今年は出ないのでは?」「開発が遅れている」といった噂が飛び交っています。
これも恐らく、部材の高騰とパーツ供給の不安定さが原因だと思います。キヤノンやソニーに関しても、フラッグシップの確かな噂はあまり聞こえてきません。

特にニコンやキヤノンのようなメーカーは、最上位のフラッグシップ機を「センターピン」として開発し、そこから技術をミドルレンジやベーシック機へ落とし込んでいく販売スタイルをとっています。
そのセンターピンが立てられないとなると、連鎖的に次の機種も出せなくなり、商品展開が完全に手詰まりになってしまう恐れがあります。

この部材不足がいつまで続くのか。
それによって、今後の各メーカーのリリース戦略は大きく軌道修正を余儀なくされるでしょう。

あなたは今のカメラ事情をどう見ていますか?

カメラの性能が上がり、AI現像ソフトなども充実して表現の幅が広がる一方で、機材そのものを手に入れるハードルがどんどん上がっている時代です 。

だからこそ、新しい機材に頼るだけでなく、今ある機材のポテンシャルを「論理的」に引き出し、光や構図のスキルを磨くことが、これからのフォトグラファーにとって最強の生存戦略になるのだと僕は考えています 。

あなたは、昨今のパーツ高騰やカメラの価格上昇について、どう考えられていますか?
「今年はあのメーカーから凄いカメラが出るはず!」といった期待や、「高すぎて今は買い替えを見送っている」といったリアルな声など、ぜひコメント欄やTikTokのLIVE配信で教えていただけると嬉しいです。

ちょっと今後の業界動向が心配な、けんちろでした。


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