【カメラの堅牢性】プロが「丈夫なカメラ」より大切にしている、たった一つのリスク管理術

おはようございます、けんちろです。

毎日寒い日が続きますね。
いやあ、本当に冬の寒さはこたえます。
早く夏になってほしいものですね。

僕はというと、1月の前半は驚くほど静かで、実質2日くらいしか稼働していなかったんですが、後半に入ってからはありがたいことに撮影案件が立て込んでおりまして、いろんな場所へ飛び回っています。

先日の日曜日は、2月からスタートする会員制の写真学習サイト「けんちろラボ」用の動画教材の撮影をしてきました。かなり良い教材が撮れた手応えがあるので、こちらの進捗もまた今度報告させてくださいね。

さて、今日は少し「カメラ選びとプロの現場」について、ディープな話をしてみようと思います。

目次

プロカメラマンならフラッグシップ機を使うべき?

先日、僕がSNSやブログで「プロカメラマンとして、現在はフラッグシップ機(Z9など)ではなく、NikonのZ6IIIをメインに使っています。それが僕の最適解です」というお話をしたのをご存知でしょうか?

その投稿に対して、ある興味深いコメントをいただきました。

「フラッグシップの優位性には『堅牢性(丈夫さ)』がありますよね。プロの現場でカメラが壊れたら仕事にならないので、やはり頑丈なフラッグシップが良いのではないでしょうか?」

というご意見です。

確かにおっしゃる通りなんです。
「堅牢性」はカメラにおいて非常に重要なファクターですし、フラッグシップ機を選ぶ大きなメリットの一つであることは間違いありません。

ですが、僕の考えは少し違います。

今日は、この「プロの現場における堅牢性の考え方」について、感覚ではなく論理的な視点でお話ししたいと思います。

「絶対に壊れないカメラ」は存在しない

結論から言うと、プロの現場においてカメラ単体の堅牢性は「あったら気持ちいいかな」「安心材料の一つ」程度のもので、絶対に必要不可欠な要素ではないと僕は考えています。

なぜか?

それは、たとえNikon Z9のような最高峰のフラッグシップ機であっても、「絶対に壊れない」という保証はどこにもないからです。

機械である以上、どんなに堅牢性が高くても、何かの拍子にトラブルが起こる確率はゼロではありません。100%信頼できる機械なんてこの世にはないんです。

では、僕たちプロのカメラマンはどうやってそのリスクを回避しているのか。
ここに「論理的で再現性のある」リスク管理の答えがあります。

プロのリスクヘッジは「サブ機」で完結する

僕が現場に行くとき、カメラを1台だけで行くことはまずありません。 必ず2台以上、いわゆる**「サブ機」**を持っていきます。

これは「フラッグシップ機じゃないから不安だから持っていく」のではありません。
たとえフラッグシップ機を使っていたとしても、プロなら必ずサブ機は必要になります。

僕の場合、現場には以下の3台体制で挑むことが多いです。

メイン:Nikon Z6III
サブ:Nikon Z6II
予備:Nikon Z6(無印)

さらにレンズに関しても、メインの24-70mm F2.8に加えて、F4の標準ズームもバックアップとして持参します。
万が一、メインのレンズにトラブルがあっても、F4の方ですぐに撮影を続行できる状態を作っているわけです。

つまり、本当のプロの現場における「安心」とは、1台のカメラの頑丈さに頼ることではなく、「何が起きても撮影を止めないシステム(予備機)」を持っていることなんですね。

いくらカメラが頑丈でも、もしその1台が壊れたらそこで試合終了です。
逆に言えば、すぐに交換できるサブ機さえあれば、メイン機の堅牢性がそこまでシビアである必要性は薄れる、というのが僕の考えです。
Z6シリーズだって、そう簡単に壊れるようなヤワなカメラではありませんからね。

ミラーレス時代の「フラッグシップ神話」を疑ってみる

もう一つ、あなたがカメラを選ぶ際に見落としがちな視点があります。

それは「今のフラッグシップの堅牢性は、そこまで圧倒的な差があるのか?」という疑問です。

一眼レフの時代は確かに明確な差がありました。入門機はプラスチック感が強く、フラッグシップ機はマグネシウム合金でシーリングも完璧、という分かりやすい図式があったんです。

しかし、ミラーレス時代になってからはどうでしょう?

僕の体感ですが、最近の中級機や入門機もしっかりシーリングされていますし、防塵防滴性能もかなり向上しています。 メーカーも最近はシャッター耐久回数をあまり公表しなくなりましたよね。

私たちはどこかで「フラッグシップだから丈夫に違いない」というバイアス(思い込み)にかかっていないでしょうか?

イメージだけで判断していませんか?

これは「サードパーティ製のバッテリー」の話にも似ています。

「サードパーティのバッテリーは燃えやすい」というイメージを持っている方が多いですが、実際にあなたの周りで燃えた人はいますか? 僕は一人も聞いたことがありません。
もっと言えば、純正バッテリーだって燃えるときは燃えます。
「純正だから絶対に燃えない」なんてことはないんです。

これと同じで、カメラの堅牢性についても、メーカーのイメージ戦略や過去の常識に流されず、

「本当にそのスペック差は必要なのか?」

「今のミドル機と比べて、価格差に見合うほどの耐久性の違いが実証されているのか?」

一度、自分の頭でフラットに考えてみるのも面白いと思います。

あなたの「最適解」はどこにありますか?

もちろん、極地での撮影や、物理的に激しい衝撃が加わるような特殊な現場であれば、フラッグシップの堅牢性は必須かもしれません。

ですが、一般的なポートレート撮影や通常の業務撮影において、僕は「堅牢性」よりも、機動やコストパフォーマンス、そして何より「システム全体でのバックアップ体制」を重視しています。

感覚に頼らず、論理的に機材を選ぶ。
そうすることで、機材費を抑えつつも、プロとして信頼される「絶対に穴をあけない撮影」が可能になるはずです。

あなたは、ミラーレス時代になってからの「フラッグシップ機と一般機の堅牢性の差」について、どう感じていますか?
もし「ここが明らかに違った!」という実感や、「こんなトラブルがあった」という経験があれば、ぜひコメントで教えてください。

あなたの機材選びの参考になれば嬉しいです。
けんちろでした。

現在募集中の写真教室

写真を学べる「けんちろラボ」公式LINE

ワークショップのお申し込みや写真の質問ができる公式LINEが登場!
写真やカメラのお得な情報を配信するかも??

友だち追加

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次