【フリーランス入門】カメラマンの「1時間1万円」は時給いくら?ロジカルに紐解く写真の適正価格

おはようございます、けんちろです。

いつの間にか4月ですね!

新年度に入り、新しい生活がスタートした方も多いのではないでしょうか?
環境が変わって「色々大変だぜ…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

ちなみに、フリーランスの僕としては新年度になったからといって生活は何も変わりません(笑)

昇給があるわけでもなく、役職がつくわけでもなく、入社式や会議があるわけでもありません。

相変わらず今日もクライアントワークで、兵庫県の西宮に来ています。

今年度もカメラマンとしていっぱいお仕事していきますので、撮影のご依頼、絶賛お待ちしております!

さて、今日は新年度ということもあり、「写真の仕事とお金」について少しリアルなお話をしようかと思います。

目次

フリーランスカメラマンの値付けは本当に難しい

僕は(ほぼ)毎日19時からTikTokでライブ配信をしているんですが 、昨日の配信でこんな質問をいただきました。

「写真撮影の価格(値付け)をどうしようか迷っています。けんちろさんだったらどうしますか?」

3月、4月という年度の変わり目だからか、「これから写真で仕事をしたい!」というご相談が最近とても増えています。

カメラマンに限らずフリーランスの値付けは非常に難しいです。

また写真業界においては、どういう仕事をするかによって値段が全く変わってきます。

例えば、週末に家族の記念写真を撮るなら1時間数千円でやっている人もいますし、逆に広告やCMの撮影なら、ワンショット(1枚)撮るために入念な準備をして数百万円という世界もあります。

何を撮るかによって大きく違うわけですが、駆け出しの頃は「いきなりワンショット200万円!」なんて仕事はできませんよね。

では、これから写真を仕事にしたいあなたが、まずどうやって価格を考えるべきか。

伝えたいことは無限にあるんですが、今日は最も大切な「1点だけ」だけをお伝えします。

「1時間1万円」の罠。本当の時給を計算してみよう

例えば、あなたが駆け出しカメラマンとして「1時間1万円」の撮影仕事を受けたとしましょう。

1時間で1万円。

「やったー!時給1万円だ!」と嬉しくなるかもしれません。

でも、あなたの懐にそのまま1万円が入ってくるわけではありません。
この数字を少し分解してみましょう 。

隠れた「時間」のコスト

まず、1時間の撮影をするために、実際にはどれくらいの時間がかかっているでしょうか?

  • 移動時間: お客様のところへ行く往復の時間。仮に1時間とします。
  • 撮影時間: 実際の撮影時間。これが1時間。
  • 現像・納品作業: 持ち帰ってからのレタッチと納品作業。仮に1時間とします。

合計すると、1時間の撮影のために「最低でも3時間」の稼働時間がかかっています。

移動に時間がかかったり、事前の打ち合わせや準備があったり、現像にこだわったりすれば、4時間、5時間と増えていくわけです。

仮に3時間だとしても、1万円の売上に対して時給換算すると「約3,333円」

だいぶ減りましたね。これでもまだ、アルバイトよりは少し良いかな?
くらいの感覚かもしれません。

しかし、現実はさらにシビアです。

税金と機材費という「必要経費」

フリーランスは、売上から自分で税金を払わなければなりません。
会社が半分負担してくれるようなことはないんです。

目安として、1万円いただいたらその半分(5,000円)は税金で持っていかれると思っておいた方が良いです。

さらに、機材費(経費)がかかります。

仕事で撮影するなら、ある程度最新の機材を使う必要がありますよね。
例えば、40万円のカメラを買って4年使ったとしましょう。
単純計算で、年間10万円の経費がかかっています。

カメラだけではありません。
レンズも必要ですし、ストロボなどの照明機材もいります。

そして、意外と見落としがちなのがSDカードなどの「メモリーカード」です。
今は高品質なメモリーカードだと1枚で1万円を軽く超えます。

これらの経費を、残された5,000円の中から捻出しないといけないわけです。

月の撮影件数にもよりますが、1回の撮影につき1,000円〜2,000円は経費として消えていく計算になります。

最終的な「手取り時給」は…?

さあ、計算してみましょう。

売上10,000円 − 税金5,000円 − 経費約1,000円 = 手元に残るのは約4,000円

これを、最初に出した「稼働時間(3時間)」で割ってみます。

4,000円 ÷ 3時間 = 約1,333円

いかがでしょうか。

「1時間1万円」の仕事をしたはずなのに、実質の時給は1,300円台になってしまいました。

あなたが一人暮らしならまだしも、これで家族や子供を養っていくとなると……正直「無理ゲー」ですよね。

生き残るための「適正価格」を考えよう

このように、値付けというのは表面的な「撮影時間」だけでなく、見えない時間や経費といった変数をトータルで計算しないと、後々大変な痛い目に遭います。

だからこそ、プロとして生き残っていくためには「もっと高い単価でお仕事を受注できるスキルと戦略」が必要になってくるわけです。

僕が運営している写真教室「けんちろラボ」でも、こういったフリーランスに向けたリアルな発信や、プロになるためのロジカルな思考法をお伝えしています 。

駆け出しの頃は、どれくらいの価格設定が適正なのか本当に分からないと思います。
もし悩むことがあれば、TikTokのライブ配信などで質問していただければ、僕の十数年の経験をもとにできる限り丁寧にお答えしますよ!

さて、すでに写真でお仕事をされている方に聞いてみたいのですが……

あなたは、ご自身の撮影の「値付け」をどのように設定していますか?

基準にしている条件や、こだわりのルールなどがあれば、ぜひコメント欄で教えてください!

それでは、けんちろでした!


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